大地の芸術祭

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dsc_0010.JPGdsc_0024.JPG先日、大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」に行って来ました。品川・横浜ナンバーでごった返し、若いお洒落な美大生の集いという感じでした。そんな中で地元のばあさんがおにぎりを握っているという摩訶不思議な光景でした。6年前は、全く浮いていましたが今年は地元の人も積極的に参加し、日本の原風景の農村も盛り上がりました。もう過去の人と忘れていた田島征三さんの旧真田小学校、駐車場も満杯盛況でした。地元の人が彩色した流木が表情豊かに天井からつるされ、それが水力により、微妙に動くという仕掛けでした。絵本の泥絵の具の様に力強く、オバケが存在してました。
また、日本大学の彫刻科の家中に線彫りされた光景は触感共に圧巻でした。
そもそも、明石ちぢみ(十日町縮み)のところ、夏農業、冬手工業の織物の風土産業なのです。アンギン織の復興を願ってこの催事は始まった様ですが、それ以上の効果がある様に思えます。豪雪地帯、過疎地帯でありますが、にっぽんの田舎のあたたかさ、力強さを若者が希求した様に思えてなりません。美しい棚田も荒れてきました。日本の復興、農業の復興はここにあります。大地の芸術祭、一番の芸術家は農民なんですから。