オリザは稲の学名

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20年前になるが盛岡に居たころ、タウン誌を出す事になり、劇団の取材をした事がある。ついでがあり日本民藝館に行った後、劇団青年団を訪ねる。主宰者は平田オリザさん。劇場の舞台というのは、どの様な装置が必要か?との問いに対し、頑丈な四角い単純なものでいいとの答え。極めて温和で優しい物腰だった。彼の両親も宮沢賢治のファンで童話「グスコプドリの伝記」のオリザの沼からとった様だ。オリザを名乗る僕も経歴を述べ、挨拶とした。そのタウン誌は創刊号を出してまもなく廃刊となった。カッコいいと思っていたルポライターの肩書きの名刺がかなり残った。

 6月1日田植え。この上ない晴天、田植え機を押す。例の陸羽132号と紫黒米2種。のどかで平和な時間。妻は苗運び。これで今年の食糧は確保出来るとにんまり。どういうわけか午後、松之山温泉へ、棚田にきっちり田植えされているかを見に行く。あの美しかった蓑隠し田圃は、今年も減っている。ヨシが被い、松まで生えている。僕にとってこれ程悲しい事はない。生活、状況が変わっても個別の事情があっても変えてはならないもの変えてはいけない事があってもいいと思う。日本の原風景、生産力ある風土。なんとか成らない物でしょうか?