林業家を訪ねる
8月 4, 2008 10:37 pm 未分類大町市の林業家荒山さんを訪ねる。代々続く林家。所有の山林は245haそのうち人工林68ha広葉樹の割合は66%と比率が高い。森を歩くと腐葉土で柔らかく、明るく、清々しい。カラマツと広葉樹の複層林。カラマツースギ・広葉樹の混交林、スギ・ヒノキー広葉樹の混交林、スギーコナラ・ミズナラの二段林と樹種も林令も多彩な林分構成で長野県下でも珍しい。最大の特色は大径木生産を行う上で、良いものを利用しつつ更新木を育てる。とにかく間伐が行き届いている。搬出用の林道も細かく張り巡らされており、歩くと心落ち着き、安らぎの得られる里山なのだ。尾根筋の高い所に樹齢350年のブナが在る。熊の爪痕が残る樹幹、風雪に耐えて今も樹勢良く、青々と葉を茂らせている。
長野県産広葉樹を利用して家具を作る。ひいては裏山の木材で家具を作る。間伐材なので幅が取れず難があるが、小物等を作り里山を守ることの手助けになればと考えている。オイル高の折ウッドマイレージからも意義のある事だと思っている。